最終更新日 2024年11月9日 by freedo
実印を作成する時に、人によっては自分を証明するために使うことを考慮してフルネームのものを作成することがあります。
しかし、自分を証明するためには必ずフルネームの実印を使わなければいけないと決まっているわけではありません。
そのため、住んでいる場所などによって決まりなどには違いがありますが、苗字でもフルネームでもどちらのものを使ってもあまり問題はありません。
しかし、珍しい苗字の方は同じような苗字の方が少ないのであまり心配する必要はありませんが、よくある苗字の方が苗字だけのものを作成してしまうと、同じような実印を持っている方が多くなってしまいます。
そして、家族がそれぞれ同じような実印を持っていると、どれが自分のものなのか分からなくなっていざ必要になった時に間違えて使ってしまう恐れもあります。
そして、実印はフルネームや苗字のほかに名前だけのものも作成することもできます。
特に、女性は結婚や再婚などすることによって苗字が度々変わってしまうことがありますので、女性がまだ結婚していない時にフルネームの実印を作成してしまうと結婚などした時に苗字が変わってしまって今まで使っていたものが使えなくなってしまうことがありますし、結婚などをして苗字が変わったことでまた作り直さなければいけなくなってしまうこともあります。
そのため、まだ結婚していない女性などは将来苗字が変わってしまうことなどを考慮して結婚した後でも同じものを使うことができるように、フルネームではなく名前だけのものを作成するということがあります。
しかし、名前だけの実印を作成することは苗字だけのものと同じように、同じような名前の方などとどうしても似てしまうことがあります。
そして、女性の中でも会社などが経営している方や家族を養っている方などはフルネームの実印が必要になることがありますので、苗字や名前だけではなくフルネームのものを作成することがあります。
実印作成の必要性とは
ビジネスを行うという上において、実印の作成は必要不可欠な作業であります。
実印とは、普通のハンコとは異なり、正式な身分証明が必要な場面において、確実に必要となってしまうものであります。
住民票にも必要であり、結局何をするにしても必要になるのです。
口座などの届出印は、百均で売っているようなハンコでも最悪大丈夫である側面はありますが、届出印とは異なり、より正式なものであるため、他とは全く異なるハンコである必要性があるのです。
多くの人が、成人する時や、大学入学時、就職時などに、オーダーメイドで作るようにしているようですが、実印を持っていなければ、正式な身分証明を行うことができないため、どのタイミングでつくるにせよ、必ずいつかは必要となるものであるため、どこかのタイミングで作る必要があるものです。
その一方で、実印は、正式な身分証明を行うことができるために、とても貴重なものです。
裏を返せば、実印さえあれば、かなりの正式な場面でも身分証明を行うことができるということで、万が一盗まれたりしてしまうと、それだけでかなりの問題が起こりえます。
そのため、多くの人は実印は、銀行の金庫などに預けておくなど、かなり大切に扱っています。
それだけの価値を持つものであるからです。
言い過ぎかもしれませんが、実印さえあれば、どのような場面でも身分を詐称することができてしまうため、本当に、特にビジネスにとっては、致命的な嫌がらせをすることができてしまいます。
作らなければ何にもならないものではありますが、その反面で、作ることによって、ある程度の危険を引き寄せてしまうものでもあるのです。
そのことをきちんと把握して、作成したならば、その後ではかなりの注意をもって保管する必要があるのです。
何をするにしても、特にビジネスを行う上においては必要不可欠である実印ですが、万一にも盗まれてしまうと大問題になることを忘れてはいけません。
実印を作成する際に注意するポイント
実印とは、住所地のある役所や役場で印鑑登録をするための印鑑のことです。
相続や不動産関連の官公庁の諸手続きに使われる書類等の、公的証書や契約書に本人の証明として必要なものとなりますので、家族で使い回しができる三文判や認印はふさわしくありません。
また、市販品で入手しやすい印鑑を実印として登録すると、印鑑の偽造がしやすくなり、不正利用される恐れもあります。
できるだけ、自分だけのオーダーメードの印鑑を作成した方が望ましいでしょう。
実印を作成した後は、悪用されないように手元にしっかりと保管するように気を配りましょう。
自治体ごとに登録できる印鑑が決まっていますので、適合する規格の印鑑を作成する必要があります。
一般的には、氏名もしくは苗字や名前が入っていて、それ以外の文言が入ってないもの、変形や劣化しやすいゴム印は認められないこと、サイズが8mm以上から25mm以下の正方形に収まるサイズであること、印鑑を押した際に不明瞭で判読できないものは認められないとされていることが多いです。
自治体ごとに登録が必要となるため、引っ越しや転勤で転出した場合には、管轄の自治体に再度登録する必要がありますので、忘れないように気をつけてください。
実印を作成するのに、姓や名前だけでも構いません。
ただし、ペンネームや通称は認められませんので、戸籍上の名前で登録するようにしましょう。
女性の場合は、名前だけを入れた実印を作成する方が多く見られます。
これは、女性は結婚などで改姓する機会があり、いちいち作り変えるのが大変ということから、名前だけにとどめている方が多く見られます。
実印を作成するのには、欠けや不明瞭な印鑑は認められないので、できるだけ長持ちする丈夫な素材であることが求められます。
最高級の象牙のような素材だと、規制されていることもあり、市場に出回る数が限られているので、かなり高価になります。
近年では、比較的木材で硬度のある柘植や、チタンなどの丈夫な金属素材が使われることが多くなっています。